ピアノを弾きながら子どもたちと音楽活動をするリトミック講師

「リトミック講師になりたいけれど、ピアノに自信がありません」

そんなご相談をいただくことがあります。

結論から言うと、

クラシックの大曲を弾けるような、高度なピアノ演奏技術がなくても、リトミック講師を目指すことはできます。

ただし、

「ピアノが上手じゃなくてもいい」=「音楽の力が必要ない」

ということではありません。

リトミックのレッスンでは、一般的なピアノレッスンとは少し違う力が必要になります。

リトミックのピアノは「子どもを見ながら弾く」

リトミックのレッスンでは、楽譜だけを見て演奏するわけではありません。

子どもたちの表情や動きを見ながら、

「もう少し続けようかな」

「ここで止まってみよう」

「テンポを変えてみよう」

「今度は小さな音にしてみよう」

と、その場で判断して音楽を変えていきます。

つまり、ピアノを弾きながら、子どもを観察し、次の活動を考え、声をかける。

実は、かなりたくさんのことを同時に行っています。

リトミック講師に必要な6つの力

私が現場で大切だと感じているのは、次の6つです。

  1. 子どもを観察する力
  2. その場で判断する力
  3. 動きに合わせて音を変える力
  4. わかりやすい合図を出す力
  5. 子どもの行動を認め、次につなげる力
  6. レッスン後に振り返る力

もちろんピアノの練習も必要です。

でも、難しい曲を間違えずに弾くことだけが、リトミック講師に必要なピアノ力ではありません。

子どものために音楽を使えること。

こちらのほうが、ずっと大切なのです。

「簡単に資格が取れる」だけでは、その先で困ってしまうことも

資格を取得することは、ゴールではありません。

実際に子どもたちを前にすると、

予定していた活動に参加しない子がいたり、

突然違うことを始める子がいたり、

思ったより早く飽きてしまったり。

レッスンでは、予定通りにいかないことがたくさんあります。

そんなときに必要なのは、

「習ったプログラムをそのまま行う力」だけではなく、

目の前の子どもを見て、レッスンを組み立て直す力です。

だから私は、資格を取得すること以上に、

現場で使える力を育てること

が大切だと考えています。

ピアノが得意でなくても、現場で必要な力は身につけられる

「今、ピアノが上手ではないから無理」

と諦める必要はありません。

必要な力は、練習や実践を通して身につけていくことができます。

大切なのは、

簡単そうだから資格を取ることではなく、子どもたちに責任を持って音楽を届けられる先生を目指すこと。

そして、

学びやすいけれど、中身は浅くない。

そんな学び方が、これからの講師養成には必要なのではないかと思っています。

資格を取ったその先で、

「子どもたちの前に立つのが楽しみ」

と思える先生が増えていったらうれしいです。

「自分に合った学び方を選びたい方へ」

リトミック講師を目指す方のために、目的に合わせて2つの講座をご用意しています。

あそびうたリトミック講師養成講座
歌・リズム・動き・ピアノなどを使いながら、子どもと音楽を楽しむための実践力を身につけたい方へ。

発達障がい児専門リトミック講師養成講座
発達特性への理解を深め、子どもの行動を観察しながら、一人ひとりに合わせた音楽活動を組み立てたい方へ。

あそびうたリトミック講師養成講座を見る
発達障がい児専門リトミック講師養成講座を見る