あそびうたリトミックとは?一般的なリトミックとの違いと特徴を紹介するイメージ

「あそびうたリトミックって、普通のリトミックと何が違うんですか?」

これまで何度も聞かれてきました。

「あそびうたリトミック」は、簡単・楽しい・すぐ覚えるリトミックです。ことば、歌、身体の動き、リズム、かけあいなどを使いながら、子どもが音楽を楽しみ、音楽を身体で感じて表現するための音楽教育法です。

大切にしているのは、

ことば・からだ・かけあい。

子どもがただ先生の指示どおりに動くのではなく、自分の声や身体を使って音楽を感じて表現します。

一般的なリトミックでは、どんなことをするの?

「リトミック」といっても、さまざまな考え方や指導法があります。

そのため、すべてのリトミックをひとつにまとめて説明することはできません。

ただ、一般的なリトミックでは、

ピアノの音を聴いて歩く。
音が止まったら身体を止める。
速い音楽なら速く動く。
ゆっくりした音楽ならゆっくり動く。
強弱や拍、リズムの変化を身体で表現する。

といった活動がよく行われます。

つまり、音楽を聴き、その変化を身体で感じ、反応することが大切にされています。

これはリズム感や音楽を聴く力を育てる、とても大切な音楽体験です。

あそびうたリトミックとの大きな違い

あそびうたリトミックでも、音を聴くこと、身体でリズムを感じることは大切にしています。

ただ、大きな特徴は、

音楽への入口に「あそびうた」があること。

です。

たとえば、

ことばを口にする。
歌う。
歌いながら身体を動かす。
先生と子どもが歌やリズムでかけあう。

こうして、子ども自身が声を出しながら音楽に参加するところから始めます。

先生のピアノを聴くことに加えて、自分の声やことば、身体も使って音楽を表現します。

自分の声、自分のことば、自分の身体が音楽になる。

ここが、あそびうたリトミックの特徴のひとつです。

ことばの中には、リズムがある

子どもたちが普段使っていることばには、もともとリズムがあります。

たとえば、

「ぴょんぴょん」
「ザーザー」
「トントントン」

声に出してみると、それだけでもリズムになります。

そこに手拍子をつけたり、身体を動かしたり、メロディーをつけたりすると、ことばが音楽に変わっていきます。

音符や難しい音楽用語から入るのではなく、

まず、口にしてみる。
歌ってみる。
動いてみる。

そこからリズムや拍、音の高低などを身体で感じていきます。

「からだ」で音楽を感じる

子どもは、音楽が鳴ると自然に身体を動かすことがあります。

揺れる。

跳ぶ。

手をたたく。

くるくる回る。

あそびうたリトミックでは、こうした身体の反応も音楽表現として大切にします。

歌やことばから感じたものを、自分の身体で自由に表現していきます。

歌やことばから感じたものを、身体で表してみる。

その経験を通して、

音と身体がつながっていくこと

を大切にしています。

「かけあい」がある

もうひとつ、あそびうたリトミックで大切にしているのがかけあいです。

先生が歌う。

子どもが返す。

先生がリズムを出す。

子どもが返す。

子どもから出てきたことばを先生が受け取って、歌やリズムにして返すこともあります。

音楽が、先生と子どものリズムのやりとりへ広がっていきます。

相手の音を聴く。

自分の番を待つ。

返してみる。

また相手の音を聴く。

こうして、音楽そのものがコミュニケーションになっていきます。

「先生が教える」だけでなく、子どもと一緒につくる

あそびうたリトミックでは、先生が用意した活動を最初から最後までそのまま行うことだけを目的にしていません。

子どもから出てきたことばや動きから、その日の活動が変わることもあります。

子どもが何気なく言ったひとことが歌になったり、

「こうしたい!」

という動きがみんなの活動に加わったりする。

私は、こういう瞬間をとても大切にしています。

先生がすべてを決めるのではなく、

子どもから出てきたものを受け取り、音楽へ発展させていく。

だから、同じ歌を使っても、毎回まったく同じ活動になるとは限りません。

一般的なリトミックとの違いを、ひとことで言うなら

一般的なリトミックでは、

音楽を聴き、身体で反応しながら音楽を体験する

という方法が多く使われています。

あそびうたリトミックでは、そこにさらに、

ことば
身体表現
かけあい

を取り入れ、

子ども自身が声や身体を使って、音楽の中に参加していく

ことを大切にしています。

どちらが良い、悪いという話ではありません。

音楽への入り口が少し違う、と考えていただくと分かりやすいと思います。

「楽しい」の中に、音楽の学びを

あそびうたリトミックで大切にしているのは、

「今日はリズム感を鍛えます」

と子どもに意識させることではありません。

楽しく歌っていたら、リズムを感じていた。

ことばで遊んでいたら、拍を感じていた。

身体を動かしていたら、音の強弱を感じていた。

かけあいを楽しんでいたら、相手の音をよく聴いていた。

そんなふうに、

「楽しい」の中に音楽の学びを入れていく。

これが、私が長く大切にしてきたことです。

あそびうたリトミックは、とてもシンプルです。

歌って、動いて、ことばで遊んで、リズムをかけあう。

子どもたちと一緒に音楽を楽しみながら、音感やリズム感、表現する力を育てていきます。

中心になるのは、

ことば
からだ
かけあい

です。

身近なことばをリズムにしたり、歌に合わせて身体を動かしたり、先生と子どもでリズムをやりとりしたり。

ひとつのあそびうたから、いろいろな音楽体験へ広げていくことができます。

子どもと一緒に歌う。
一緒に動く。
一緒に音を楽しむ。

そんな音楽のやりとりから生まれるのが、あそびうたリトミックです。

・あそびうたリトミックの基本となる「ことば・からだ・かけあい」から学びたい方へ。

あそびうたリトミック認定2級通信講座

・ビートやリズムのかけあいなど、さらに音楽的な指導を深めたい方へ。

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・発達支援の現場で、子どもの反応や環境を見ながら音楽活動を組み立てたい方へ。

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